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特殊音

点字の6つの点はそれぞれ左図のように番号で呼ばれます。

番号で点の位置を説明しますのでご参照ください。

例えば右真ん中の点は「5の点」と呼ばれます。

■特殊音

主に、外来語をいわゆるカタカナ読みするときや、擬音の表現に用います。

イ行のいくつかに小さい「ェ」を付けた音の表記です。

前に4の点が付いただけですが、例えば「セ」に4の点を付け→「シェ」、「テ」の場合は→「チェ」という具合に、法則性で見れば少々難解であり、発音からの連想力がないと読みにくいと思います。丸暗記するほうが良いかも知れません。

ただし、この点字が単独で登場することはまずないでしょうから、実際は特殊音の表記があやふやでも読むだけならあまり苦労しないのではないでしょうか。前に付く4の点の意味がわからなくても例えば「?セークスピア」と読めたらたぶんほとんどの人が「シェークスピア」だろうと気がつくでしょう。

ウ行のいくつかに小さなア行を付けた音の表記です。

最近の日本語ではよく使うことになると思います。

特に、「ヴ」に小さな「ァィェォ」を付けた音は非常に特殊ながら意外と良く用いられます。しかし「ヴ」とは表記の法則性が違いますので、考えるとかえって難しくなります。このあたりも丸暗記したほうが早いと思います。

ただし、これらにしても例えば「?ヒッシュバーガー」と読めたらたぶんほとんどの人が「フィッシュバーガー」だろうと気がつくでしょう。

また例えば「?カルテット」と読めたらたぶんほとんどの人が「クァルテット」だろうと気がつく以前に「カルテット」で既に意味がわかるでしょう。「ヴァイオリン」も「?バイオリン」と書かれていようがすぐわかるはずです。特殊音は外来語によく使われますので案外連想しやすいことも多いです。

左記は全て非常に特殊な音の表記です。ご覧の通り、法則性から覚えようとする方が難しいと思います。これで全てですので、丸暗記してください。

ただ、これらにしてもも例えばレストランで「スパゲ?チ」と読める点字があればたぶんほとんどの人が「スパゲティ」だろうと気がつくでしょう。

特殊音に使われる前に付く点がいまいちあやふやでも、前後の文章や読める点字だけで単語を連想してみてください。そういうことを繰り返していれば自然と暗記できると思います。

一方、点字を記す場合はしっかり覚えなければなりませんね。

次は、数字です。

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